「福岡市にはどんなイベントがあるの?」「いつ、どこで開催されるの?」と疑問に思っていませんか。福岡市では春の桜まつりや博多どんたく、夏の博多祇園山笠、秋の筥崎宮放生会、冬のイルミネーションなど、一年を通じて魅力的なイベントが盛りだくさんです。
しかし、初めて参加する方にとっては、開催日程やアクセス方法、混雑状況など分からないことも多いでしょう。本記事では、福岡市で毎年楽しめる定番イベント10選を、地元民視点で詳しくご紹介します。各イベントの見どころやアクセス情報、混雑回避のコツまで網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
- 福岡市の年間イベントカレンダー
- 各イベントの開催日程と会場
- アクセス方法と駐車場情報
- 各イベントの見どころと楽しみ方
- 混雑回避のポイントと注意点
福岡市の定番イベントとは?年間を通じて楽しめる魅力

福岡市は一年を通じて多彩なイベントが開催される、活気あふれる街です。春には約1,000本の桜が咲き誇る福岡城さくらまつり、ゴールデンウィークには200万人以上が訪れる博多どんたく港まつり、夏には約780年の歴史を誇る博多祇園山笠、秋には約500軒の露店が並ぶ筥崎宮放生会、冬には街全体が光に包まれるイルミネーション、そして新春には商売繁盛を願う十日恵比須神社正月大祭と、季節ごとに異なる魅力があります。
特に注目すべきは博多三大祭りと呼ばれる、博多どんたく港まつり、博多祇園山笠、筥崎宮放生会です。これらは数百年の歴史を持ち、地域の人々に大切に受け継がれてきた伝統行事で、福岡の文化や精神を体感できる貴重な機会となっています。
博多祇園山笠は国指定重要無形民俗文化財およびユネスコ無形文化遺産にも登録されており、国際的にも評価される祭りです。
福岡市のイベントは、それぞれに独自の魅力と地域性があります。桜や花火といった自然を楽しむイベントから、伝統的な祭りや神事、現代的なイルミネーションまで幅広く、家族連れからカップル、友人同士、一人旅まで、どなたでも楽しめる内容となっています。アクセスも良好で、福岡市地下鉄や西鉄バスを利用すれば、市内の主要イベント会場へスムーズに移動できます。
本記事では、福岡市民に愛される定番イベントを厳選してご紹介していきます。各イベントの開催時期や場所、見どころはもちろん、地元民ならではの視点でアクセス情報や混雑回避のポイントもお伝えします。
公的機関の最新情報も参照しながら、正確で実用的な情報を提供していますので、イベント参加の際にぜひお役立てください。福岡市の四季折々のイベントを通じて、この街の魅力を存分にお楽しみください。
【春の定番】福岡城さくらまつり

春の福岡を代表する桜の名所が、舞鶴公園で開催される「福岡城さくらまつり」です。約1,000本の桜が咲き誇り、夜間はライトアップも実施されます。広大な公園内でゆったりと花見を楽しめるため、家族連れにもおすすめのイベントです。
開催時期・場所・見どころ
福岡城さくらまつりは、毎年3月下旬から4月上旬にかけて開催されます。2025年は3月26日から4月6日までの開催で、福岡市中央区の舞鶴公園が会場です。約1,000本のソメイヨシノやヤマザクラが園内を彩り、福岡城跡の石垣と桜のコントラストが美しい景観を生み出します。
期間中は18時から22時まで桜のライトアップが実施され、幻想的な夜桜を楽しめます。さくらグルメエリアでは地元飲食店が出店し、お花見広場では家族連れがシートを広げてピクニックを満喫できます。キッズパークも設置され、子どもたちが遊べる空間も用意されています。
アクセス・駐車場情報
アクセスは地下鉄空港線「赤坂駅」または「大濠公園駅」から徒歩8分。西鉄バスを利用する場合は「福岡城・鴻臚館前」バス停が最寄りです。駐車場はタイムズ福岡城三の丸(191台収容、60分220円、24時間最大550円)がありますが、週末は混雑するため公共交通機関の利用をおすすめします。
【春の最大イベント】博多どんたく港まつり

ゴールデンウィークの福岡を代表する最大級のイベントが、「博多どんたく港まつり」です。毎年200万人以上が訪れ、明治通りでのパレードや市内各所の演舞台で賑わいます。約850年の歴史を持つ博多松囃子を起源とする伝統行事です。
開催時期・場所・見どころ
博多どんたく港まつりは、毎年5月3日・4日に開催されます。明治通り約1.3kmを約200団体がパレードし、3日は13時から19時まで、4日は14時から19時まで実施されます。市内約40か所に設置される演舞台では、さまざまな団体が踊りや演奏を披露します。
見どころは、西鉄電車を装飾した「にしてつ花自動車」や、誰でも参加できる「総踊り」です。前夜祭は5月2日17時から20時30分まで開催され、祭りの幕開けを飾ります。
アクセス・観覧ポイント
パレードルート周辺は交通規制が実施されるため、公共交通機関を利用してください。地下鉄「天神駅」「中洲川端駅」「呉服町駅」「博多駅」が最寄り駅です。
混雑回避には七隈線「天神南駅」の利用がおすすめです。観覧ポイントは呉服町交差点や西大橋から水上公園周辺が人気で、有料桟敷席(前売3,500円、当日4,000円)も販売されます。
【夏の風物詩】博多祇園山笠

博多の夏を代表する勇壮な祭りが、「博多祇園山笠」です。約780年の歴史を持ち、国指定重要無形民俗文化財およびユネスコ無形文化遺産に登録されています。7月1日から15日まで開催され、最終日の追い山笠は早朝4時59分から始まる迫力満点の行事です。
開催時期・場所・見どころ
博多祇園山笠は、毎年7月1日から15日まで開催されます。7月1日から9日までは「静の期間」で、市内13か所に高さ約10mの絢爛豪華な飾り山笠が展示されます。7月10日からは「動の期間」となり、重さ約1トンの舁き山笠が街を疾走します。
メインの行事は、7月12日15時59分からの「追い山笠馴らし」、7月13日15時30分からの「集団山見せ」、そして7月15日早朝4時59分からの「追い山笠」です。特に集団山見せは明治通りを7基の山笠が一斉に駆け抜ける壮観な光景で、初心者にも観覧しやすいイベントです。
アクセス・観覧の注意点
櫛田神社へは、地下鉄七隈線「櫛田神社前駅」から徒歩2分、または空港線「祇園駅」「中洲川端駅」から徒歩6分です。7月15日の追い山笠は早朝のため臨時電車が運行されます。
期間中は博多区内の主要道路で交通規制が実施されるため、公共交通機関を利用してください。
【秋の風物詩】筥崎宮放生会

博多三大祭りの一つである「筥崎宮放生会」は、秋の訪れを告げる福岡市東区の一大イベントです。毎年9月12日から18日までの7日間開催され、約100万人が訪れます。参道に約500軒もの露店が立ち並び、昭和レトロな雰囲気が魅力です。
開催時期・場所・見どころ
筥崎宮放生会は、毎年9月12日から18日までの7日間開催されます。「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」という仏教の教えに由来し、千年以上の歴史を持つ筥崎宮の最も重要な祭典です。
参道一帯に立ち並ぶ約500軒の露店が最大の魅力で、射的やスマートボール、見世物小屋、お化け屋敷など昭和レトロな屋台が軒を連ねます。名物の新ショウガや社日餅、筥崎宮おはじきなどの縁起物も人気です。2025年は西暦の奇数年にあたるため、2年に1度の御神幸(お神輿行列)が開催される特別な年です。
アクセス・駐車場情報
福岡市営地下鉄箱崎線「箱崎宮前駅」1番出口から徒歩3分、JR鹿児島本線「箱崎駅」から徒歩8分です。放生会期間中、宮前駐車場は60分1,000円、以降30分ごとに500円(上限なし)の特別料金となります。
外苑駐車場は期間中利用できず、お潮井浜の臨時駐車場を利用します。周辺道路は10時から24時まで交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
【冬の風物詩】福岡市内のイルミネーション特集
福岡市の冬を彩るイルミネーションは、11月初旬から翌年1月中旬にかけて市内各所で開催されます。博多駅、天神、中洲、百道浜エリアなど、主要スポットで多彩な光の演出が楽しめます。徒歩でも移動可能な距離にあるため、光の散策がおすすめです。
主要イルミネーションスポット

博多駅周辺では「光の街・博多」が11月1日から翌年1月12日まで開催されます。2025年はスーパーマリオとコラボレーションし、約64万球のLEDが輝きます。JR博多駅前広場には高さ14.9mのシンボルツリーが登場し、点灯時間は17時から24時までです。11月1日から12月25日まではクリスマスマーケットも同時開催されます。
天神エリアでは、天神中央公園で「QTnet presents 光のフォレスト」が開催され、アクロス福岡のステップガーデンが特別なイルミネーションで彩られます。警固公園ではプロジェクションマッピングによる光の演出が楽しめます。中洲エリアでは「ナカス ヒカリ ノ アドベント」として、中洲中央通りや福博であい橋がイルミネーションで結ばれます。
その他のおすすめスポット
キャナルシティ博多では、南北約180mの運河が光で埋め尽くされる「光の川」や、音楽に合わせた噴水ショーとイルミネーションが連動します。天神地下街では5時30分から翌0時30分まで、天候を気にせずイルミネーションを楽しめます。大濠公園では水面にイルミネーションが映り込む美しい光景が見どころです。
アクセスは各エリアとも地下鉄や西鉄バスが便利です。博多駅周辺はJR博多駅直結、天神エリアは地下鉄天神駅から徒歩圏内、中洲エリアは地下鉄中洲川端駅から徒歩3分、百道浜エリアは地下鉄唐人町駅から徒歩15分またはバス利用が便利です。
初の日出は福岡市内色んなところで楽しめますが、志賀島の穴場ポイントもおすすめです。
【新春の風物詩】十日恵比須神社正月大祭

博多の新春を告げる伝統行事が、十日恵比須神社正月大祭です。毎年1月8日から11日までの4日間開催され、商売繁昌や家内安全を願う約100万人が訪れます。空くじなしの福引や博多芸妓の徒歩詣りが見どころで、博多商人にとっては欠かせない新年の恒例行事です。
開催時期・場所・見どころ
十日恵比須神社正月大祭は、毎年1月8日から11日までの4日間開催されます。福岡市博多区東公園内にある十日恵比須神社で行われ、8日の「初えびす」、9日の「宵えびす」、10日の「本えびす」、11日の「残りえびす」と続きます。
最大の魅力は初穂料3,000円で福笹と縁起物が必ず当たる空くじなしの福引です。境内には「大当たり~!」という声が響き渡ります。9日15時頃には博多芸妓の「徒歩詣り」が行われ、紋付正装の芸妓たちが三味線や笛太鼓とともに参拝する壮観な光景が見られます。参道沿いには約300軒の露店が並び、「えびす銭」(初穂料300円)も人気です。
アクセス・参拝のポイント
福岡市営地下鉄箱崎線「千代県庁口駅」から徒歩5分、または「馬出九大病院前駅」から徒歩7分です。JR鹿児島本線「吉塚駅」からは徒歩8分です。大祭期間中は周辺道路で交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用が推奨されます。
混雑緩和のため、十日恵比須神社の公式XやInstagramで境内の参拝状況がリアルタイムで掲載されます。早朝の時間帯は比較的空いているため、混雑を避けたい方は朝の参拝がおすすめです。
【春・夏の風物詩】福岡市内の花火大会
福岡市内および周辺では、春から秋にかけて多彩な花火大会が開催されます。福岡市内では毎年4月下旬に開催されるFukuoka東区花火大会が花火シーズンの幕開けを飾り、夏には福岡県内各地で大規模な花火大会が楽しめます。
Fukuoka東区花火大会

福岡市内で毎年開催される代表的な花火大会が、「Fukuoka東区花火大会」です。例年4月下旬に香椎浜で開催され、福岡県で最初に開催される花火大会として知られています。2025年は第30回を迎え、4月26日(土)19時30分から香椎浜北公園周辺で開催されました。
大きなスポンサーを持たない市民手作りの花火大会で、地域住民や企業の協賛金・募金によって運営されています。約6,000発の花火が海上から打ち上げられ、無料観覧エリアと有料座席エリアがあります。アクセスは西鉄貝塚線「香椎花園前駅」から徒歩約15分、またはJR「香椎駅」から徒歩約20分です。
その他の福岡県内おすすめ花火大会
夏には「関門海峡花火大会」(8月13日)が西日本最大級の約18,000発を打ち上げます。久留米市の「筑後川花火大会」(8月5日)は約15,000発、小郡市の「夢HANABI」(8月9日)は約8,000発と、それぞれ特色ある花火が楽しめます。
秋には北九州市若松区の「くきのうみ花火の祭典」(10月25日)が約5,000発を打ち上げ、ジャズ音楽と花火の共演が魅力です。どの花火大会も西日本屈指の規模感なので、一度は行ってみて欲しいと思います。
各花火大会の詳細は主催者の公式サイトで最新情報をご確認ください。
イベントを楽しむためのポイント
福岡市内のイベントを最大限に楽しむためには、事前の準備と現地での工夫が大切です。ここでは、イベント参加をより快適にするための実践的なポイントをご紹介します。
事前の情報収集が何より重要です。イベントの開催日時や場所、交通規制の有無、雨天時の対応などは、必ず公式サイトやSNSで最新情報を確認しましょう。特に博多祇園山笠や放生会などの大規模イベントでは、周辺道路の交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用が推奨されます。
福岡市地下鉄や西鉄バスは主要イベント会場へのアクセスが便利で、混雑時には臨時便が運行されることもあります。
また、イベント当日の混雑対策も欠かせません。人気のイベントは開始時刻の1〜2時間前には会場周辺が混み合い始めます。ゆっくり観覧したい場合は早めの到着を心がけましょう。
一方、ピーク時を避けて少し遅めに到着する、または終了間際に訪れるという選択肢もあります。また、小さなお子さん連れの場合は、迷子対策として連絡先を書いたメモを持たせる、目立つ色の服を着せるなどの工夫が有効です。
季節に応じた服装と持ち物の準備も大切です。春の桜まつりでは日中暖かくても夜は冷え込むため、羽織るものがあると安心です。夏の祭りでは熱中症対策として、帽子や日傘、冷却グッズ、十分な水分補給用の飲み物を用意しましょう。
秋の放生会は日中は暑くても夕方以降は涼しくなるため、調節しやすい服装がおすすめです。冬のイルミネーションは長時間屋外にいることが多いので、防寒対策をしっかりと行いましょう。
イベントをより深く楽しむには、その歴史や文化的背景を知っておくことも重要です。博多祇園山笠の「オッショイ、オッショイ」という掛け声の意味、筥崎宮放生会の「万物の生命をいつくしむ」という理念、十日恵比須神社の「えびす銭」の由来など、事前に調べておくと一層感慨深く参加できます。地元の方との会話も弾み、より良い体験につながるでしょう。
最後に、地域の文化や伝統を尊重する姿勢を持つことが大切です。神社仏閣でのイベントでは参拝のマナーを守り、地元の方々が大切にしている行事に敬意を払いましょう。そうした心構えが、より充実したイベント体験につながります。
まとめ
福岡市では、春の桜まつりやどんたくに始まり、夏の博多祇園山笠、秋の筥崎宮放生会、冬のイルミネーションや十日恵比須神社正月大祭まで、一年を通じて多彩なイベントが楽しめます。それぞれのイベントには長い歴史と地域の想いが込められており、博多の文化や伝統を肌で感じられる貴重な機会です。
花火大会やその他の催しも含め、季節ごとに異なる魅力があるのが福岡市の大きな特徴です。本記事でご紹介したアクセス情報や混雑対策を参考に、ぜひ福岡市の定番イベントに足を運んでみてください。きっと心に残る特別な体験が待っています。

