「このプラスチック容器、洗わないとダメ?」「汚れがついてるけど、燃えるゴミでいいの?」
福岡市では、プラスチック製品は基本的に「燃えるごみ」として処分できます。他の政令市の多くがプラスチックを分別収集しているのに対し、福岡市は高性能な焼却炉を活用してプラスチックを燃えるごみとして処理しています。
ただし、「汚れた容器はどうする?」「ペットボトルのキャップは?」「発泡スチロールは燃えるごみ?」など、日常的に迷うポイントがたくさんあります。
この記事では、福岡市のプラスチックごみ分別ルールを実例ベースで徹底解説します。迷いやすいケースを図解付きで紹介し、分別をラクにする小技もお伝えします。
- 福岡市のプラスチックごみ分別の基本ルール
- 汚れた容器・ラベル・キャップなど迷いやすい実例の正解
- 分別フロー図で一目で分かる判断方法
- 洗浄や保管をラクにする実用的な小技
※令和9年2月(2027年2月)から福岡市全域でプラスチック分別収集が開始される予定です。この記事では現行ルール(2026年1月時点)を基に解説しています。
福岡市の分別ルールの基本
福岡市のプラスチックごみ分別を理解するには、まず基本ルールを押さえることが大切です。福岡市は政令市では珍しく、プラスチック製品を「燃えるごみ」として処理しています。
これは高性能な焼却炉を持ち、焼却時の熱を発電に利用する仕組みがあるためです。そのため、他の都市から引っ越してきた方は「プラスチックが燃えるごみ?」と驚くかもしれません。
燃えるゴミ・プラスチックゴミの線引き
福岡市では、プラスチック製品のほとんどが「燃えるごみ」に分類されます。
シャンプー・洗剤・マヨネーズなどの容器、食品トレイ、発泡スチロール、プラスチック製おもちゃ、CD・DVD、卵パック、ペットボトルのキャップやラベルなど、プラスチック製のものは基本的に燃えるごみです。
ただし、ペットボトル本体だけは例外です。飲料・酒類・調味料などのペットボトルマークがついたペットボトルは、「空きびん・ペットボトル」の日に出します。キャップとラベルは外して燃えるごみに、本体だけをペットボトル回収に出すのが正解です。
- プラスチック製容器・包装 → 燃えるごみ
- 食品トレイ・発泡スチロール → 燃えるごみ
- プラスチック製おもちゃ・CD・DVD → 燃えるごみ
- ペットボトル本体のみ → 空きびん・ペットボトル
- ペットボトルのキャップ・ラベル → 燃えるごみ
なお、金属部分が多く含まれるプラスチック製品や、電池・充電式バッテリーが内蔵されているものは「燃えないごみ」として出す必要があります。たとえば、金属とプラスチックが混合している製品で金属の割合が多い場合は燃えないごみです。
収集日の確認方法
プラスチック製品を含む燃えるごみは、週2回の収集です。
収集日は地域ごとに異なるため、お住まいの地域の収集日を確認する必要があります。福岡市では、日没後から深夜0時までの間にごみを出すのがルールです。戸建住宅の場合は家の前、集合住宅の場合はごみ置き場に出します。
収集日の確認方法は3つあります。
- 福岡市ごみと資源の分け方・出し方情報サイトで住所検索
- 福岡市LINE公式アカウントで収集日を確認
- 各区役所や出張所の窓口で収集カレンダーを入手
特に便利なのが「↗福岡市ごみと資源の分け方・出し方情報サイト」です。郵便番号や住所を入力するだけで、燃えるごみ・燃えないごみ・空きびん・ペットボトルの収集日がすぐに分かります。
燃えるごみは福岡市指定の「燃えるごみ用」袋(大45リットル・中30リットル・小15リットル)に入れて出します。袋はスーパーやコンビニで購入でき、大45円・中30円・小15円(各10枚入り)です。一度に出せる量は大(45リットル)の袋で10袋までとなっています。
福岡市のごみ出しルール全般については、福岡市のゴミ出しルール完全ガイドで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
迷いやすい実例集

プラスチックごみの分別で最も迷うのが、「汚れがついている場合」や「複数の素材が混ざっている場合」です。
ここでは、日常生活で特に迷いやすい具体例を挙げて、正しい分別方法を解説します。
汚れた容器はどうする?
プラスチック容器に汚れがついている場合、「洗わないとダメ?」と悩む方が多いです。
福岡市では、プラスチック容器は燃えるごみとして出すため、基本的に洗う必要はありません。マヨネーズやケチャップの容器、カレーやシチューのレトルトパウチなど、汚れが残っていてもそのまま燃えるごみに出せます。
ただし、中身が残ったまま出すと収集時に漏れる可能性があるため、中身は使い切るか、ティッシュなどで拭き取ってから出すようにしましょう。液体が多く残っている場合は、紙などに吸わせて一緒に燃えるごみに出します。
- マヨネーズ・ケチャップの容器 → 中身を使い切って燃えるごみ(洗わなくてOK)
- カレー・シチューのレトルトパウチ → 中身を出して燃えるごみ(軽く拭く程度でOK)
- 納豆の容器 → そのまま燃えるごみ(洗わなくてOK)
- 油汚れのひどい容器 → ティッシュで拭き取ってから燃えるごみ
なお、食品トレイ(白色発泡トレイ)をリサイクルに出したい場合は、よく洗ってからスーパーや公共施設の回収ボックスに持ち込むこともできます。ただし、これは任意であり、洗うのが面倒な場合は燃えるごみに出して問題ありません。
ラベル・包装紙・キャップの分別

ペットボトルや容器についているラベル、キャップの分別も迷いやすいポイントです。ペットボトルのキャップとラベルは、本体から外して「燃えるごみ」に出します。
ペットボトル本体だけを「空きびん・ペットボトル」の日に出すのが福岡市のルールです。キャップを外すのが面倒でも、分別の基本として必ず外しましょう。
シャンプーや洗剤のボトルについているラベルは、外せる場合は外して燃えるごみ、外せない場合はそのまま本体ごと燃えるごみに出せます。無理に剥がす必要はありません。
お菓子や食品の包装紙(プラスチック製)も、燃えるごみです。アルミ蒸着されたスナック菓子の袋や、チョコレートの内袋なども燃えるごみとして出します。
- ペットボトルのキャップ・ラベル → 外して燃えるごみ
- シャンプー・洗剤ボトルのラベル → 外せるなら外して燃えるごみ、外せないならそのまま燃えるごみ
- お菓子・食品の包装紙(プラスチック製) → 燃えるごみ
- アルミ蒸着の袋(スナック菓子など) → 燃えるごみ
食品トレイ・発泡スチロールの扱い
食品トレイと発泡スチロールは、どちらもプラスチック製品として「燃えるごみ」に出せます。肉や魚、惣菜が入っていた白色の食品トレイは、そのまま燃えるごみに出して構いません。
ただし、スーパーや公共施設には食品トレイ専用の回収ボックスが設置されている場合があります。リサイクルに協力したい場合は、よく洗ってから回収ボックスに持ち込むこともできます。
発泡スチロールも燃えるごみです。家電製品の梱包材や魚の発泡スチロール箱など、大きなものでも福岡市の指定袋(45リットル)に入る大きさなら燃えるごみとして出せます。袋に入らない大きさの場合は、手で割って小さくするか、粗大ごみとして申し込む必要があります。
- 白色食品トレイ → 燃えるごみ(またはスーパー・公共施設の回収ボックスへ)
- 色付き食品トレイ → 燃えるごみ
- 発泡スチロール(小) → 燃えるごみ
- 発泡スチロール(大・袋に入らない) → 手で割って小さくするか粗大ごみ
なお、卵パックもプラスチック製品として燃えるごみに出せます。紙製の卵パックは古紙としてリサイクルに出すこともできますが、プラスチック製は燃えるごみが正解です。
これらの情報は、福岡市公式サイト「↗燃えるごみの分け方・出し方」で確認できます。
視覚で分かる!分別フロー図・写真付き解説
プラスチック製品の分別を迷わず判断できるよう、フロー図で整理しました。以下のフローチャートに従えば、どのプラスチック製品をどう分別すればいいか一目で分かります。
プラスチックごみ分別フロー図
飲料・酒類・調味料などのペットボトルマークがついている →本体は「空きびん・ペットボトル」、キャップ・ラベルは「燃えるごみ」
ペットボトルマーク以外のプラスチック製品 → STEP2へ
電池や充電式バッテリーが内蔵されている →「燃えないごみ」(充電式バッテリーは別途取り外して回収へ)
電池・バッテリーなし → STEP3へ
金属の割合が多い混合製品 →「燃えないごみ」
プラスチックのみ、またはプラスチックの割合が多い → STEP4へ
指定袋に入る →「燃えるごみ」
指定袋に入らない →「粗大ごみ」として申込
具体例で見る分別判断
フロー図だけでは分かりにくい場合のために、よくある具体例を挙げて説明します。
これらの具体例を参考に、迷ったときはフロー図に戻って判断してください。福岡市の分別ルールは比較的シンプルなので、基本を押さえれば迷うことは少なくなります。
分別に迷った場合は、福岡市公式サイトの「↗ごみと資源の分け方・出し方情報」の品目検索機能を使うと便利です。品目名を入力するだけで、正しい分別方法が確認できます。
分別をラクにする小技・便利グッズ
プラスチックごみの分別は毎日のことだからこそ、少しでもラクにしたいものですよね。ここでは、日々の分別作業を効率化する実用的な小技と便利グッズを紹介します。
まとめて出すコツ
プラスチックごみは毎日少しずつ出るため、効率よく保管してまとめて出す工夫が大切です。
キッチンに小さめのゴミ箱を用意して、「プラスチックごみ専用」として使うと便利です。燃えるごみと一緒にしてしまうと分別が曖昧になりがちですが、専用の箱があれば自然と分別できます。
発泡スチロールやペットボトルなど、かさばるものは手で潰してからゴミ箱に入れると、スペースを節約できます。ペットボトルは、キャップとラベルを外してから潰すとコンパクトになります。
プラスチック容器を保管する際、臭いが気になる場合は、ゴミ箱に消臭剤を入れたり、蓋付きのゴミ箱を使うと効果的です。夏場は特に臭いが発生しやすいため、こまめに燃えるごみの日に出すようにしましょう。
- キッチンに小さめの「プラスチック専用ゴミ箱」を設置
- 発泡スチロール・ペットボトルは潰してコンパクトに
- 臭いが気になる場合は蓋付きゴミ箱または消臭剤を活用
- 夏場はこまめに出す(週2回の燃えるごみの日を活用)
あると便利なゴミ分別アイテム
分別作業をさらにラクにする便利グッズを紹介します。ペットボトルのラベルを剥がす際、専用のラベル剥がしカッターがあると便利です。100円ショップでも購入でき、ラベルにカッターで切れ目を入れるだけで簡単に剥がせます。
プラスチック容器を潰す際は、ペットボトル潰し器があると力を入れずにコンパクトにできます。こちらも100円ショップやホームセンターで購入できます。
また、分別用のゴミ箱は、色分けやラベル表示があるものを選ぶと家族全員が分別しやすくなります。「燃えるごみ(プラスチック含む)」「燃えないごみ」「ペットボトル」など、明確に分けておくと迷いません。
- ペットボトルラベル剥がしカッター(100円ショップで購入可)
- ペットボトル潰し器(力を入れずにコンパクト化)
- 色分け・ラベル付き分別ゴミ箱(家族全員が分別しやすい)
- 使い古したスポンジ(プラ容器洗い用として再利用)
これらの小技や便利グッズを活用すれば、プラスチックごみの分別がぐっとラクになります。自分のライフスタイルに合った方法を見つけて、無理なく続けられる分別習慣を作りましょう。
まとめ:福岡市のプラスチックごみ分別はシンプル
福岡市のプラスチックごみ分別について、迷いやすいポイントを中心に解説してきました。
福岡市では、プラスチック製品のほとんどが「燃えるごみ」として処分できます。他の都市のように細かく分別する必要がなく、比較的シンプルなルールです。汚れた容器も洗わずにそのまま出せるため、日々の負担も少なくて済みます。
なお、令和9年2月(2027年2月)からは福岡市全域でプラスチック分別収集が開始される予定です。今後ルールが変わる可能性があるため、「↗福岡市公式サイト」で最新情報を確認しておきましょう。
福岡市のごみ出しルール全般や、粗大ごみの処分方法については、福岡市のゴミ出しルール完全ガイドで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

