「子どもが夜中に急に発熱した」「日曜日なのに体調が悪くなった」そんな時、どこの病院に行けばいいか分からず困った経験はありませんか? 福岡市には、夜間や休日でも診療している小児科が各区に配置されていますが、いざという時に慌てないためには、事前に情報を整理しておくことが大切です。
本記事では、福岡市内の夜間・休日診療に対応した小児科を区ごとに整理し、診療時間や特徴を分かりやすくまとめました。さらに、子ども医療費助成制度や病児保育サービスなど、知っておくと役立つ情報も併せてご紹介します。
- 夜間19時以降も診療する小児科
- 土日祝日対応の医療機関リスト
- 福岡市立急患診療センターの利用方法
- 各区別のおすすめクリニック情報
- 子ども医療費助成の活用法
- オンライン診療対応の最新情報
お子さんの「もしも」に備えて、ぜひ参考にしてください。
福岡市で夜間(19時以降)・休日に診療している小児科の探し方
子どもの体調は急に変化することが多く、特に夜間や休日に発熱や咳などの症状が出ると、保護者の方は不安になりますよね。福岡市には夜間診療や休日診療に対応している小児科が複数あり、緊急時でも適切な医療を受けることができます。
このセクションでは、福岡市で時間外診療に対応している小児科の探し方と、効率的に受診するためのポイントをご紹介します。お子さんの急な体調不良に備えて、事前に近隣の医療機関情報を把握しておくことで、いざという時に慌てずに対応できるようになります。
子どもの急な発熱・咳に対応できる時間外診療の重要性
子どもの発熱は夕方から夜間にかけて上がることが多く、特に19時以降の診療体制が整っている小児科を知っておくことは非常に重要です。福岡市では、通常の診療時間外でも対応可能な医療機関が整備されており、急な症状にも対応できる体制が整っています。
時間外診療が重要な理由として、子どもの症状は急速に悪化する可能性があることが挙げられます。特に乳幼児の場合、脱水症状や呼吸困難などの重篤な状態に陥ることもあるため、早めの受診が必要です。
- 平日夜間(19時以降)の診療対応
- 土曜・日曜・祝日の診療体制
- 年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇対応
- 急患診療センターとの連携体制
福岡市内では、各区に夜間や休日診療に対応した医療機関が配置されています。これらの医療機関では、小児科専門医または内科医が診察を行い、必要に応じて専門的な治療や入院が必要な場合は、連携している総合病院への紹介も行っています。
福岡市の一次救急医療機関の活用方法
福岡市では、一次救急医療機関として急患診療センターや急患診療所が整備されており、夜間や休日でも小児科診療を受けることができます。これらの施設は、緊急性の高い症状から軽症まで幅広く対応しており、市民の安心・安全を支えています。
一次救急医療機関を利用する際は、まず電話で症状を伝え、受診の必要性や待ち時間を確認することをおすすめします。特に感染症が流行している時期は混雑することが多いため、事前確認が重要です。
発熱の程度、咳や嘔吐の有無、食欲や水分摂取の状況などを把握します。体温計で正確な体温を測定し、症状の経過時間もメモしておきましょう。
急患診療センターや夜間診療対応のクリニックに電話し、症状を伝えて受診の必要性を確認します。待ち時間や持参物についても確認しておきましょう。
健康保険証、子ども医療証、お薬手帳、母子健康手帳などを準備します。マイナンバーカード対応の医療機関では、マイナ保険証も利用可能です。
福岡市の公式サイトでは、当番医療機関の情報が毎日更新されています。スマートフォンからもアクセスできるため、外出先でも確認可能です。また、福岡県救急医療情報センター(092-471-0099)では、24時間体制で医療機関の案内を行っています。
オンライン診療・ネット予約対応の小児科も増加中
最近では、オンライン診療やネット予約システムを導入する小児科が増えており、待ち時間の短縮や感染症対策として注目されています。特に軽症の場合や、経過観察が必要な症状では、自宅にいながら医師の診察を受けることができます。
オンライン診療のメリットは、医療機関での待ち時間を避けられることや、他の患者との接触を防げることです。ただし、聴診や触診が必要な場合は対面診療が必要になるため、症状によって使い分けることが大切です。
- 待合室での感染リスクを軽減できる
- 仕事を休めない保護者でも受診しやすい
- 処方箋の発行もオンラインで完結する場合がある
- 24時間いつでも予約が可能なシステムが多い
ネット予約システムを導入している医療機関では、順番待ちの状況をリアルタイムで確認できるため、自宅で待機してから来院することも可能です。福岡市内では、大手クリニックを中心に導入が進んでおり、スマートフォンアプリから簡単に予約できるようになっています。
これらの新しいサービスを活用することで、お子さんの体調不良時でも、より効率的で安心な医療を受けることができます。事前に近隣のクリニックのオンライン診療対応状況を確認しておくことをおすすめします。
【緊急時に安心】福岡市立の急患診療センター・診療所3選
福岡市では、夜間や休日の急な体調不良に対応するため、市立の急患診療センター・診療所を3か所設置しています。これらの施設は、小児科を含む複数の診療科に対応しており、年末年始も含めて365日体制で市民の健康を守っています。特に子どもの急な発熱や体調不良の際には、これらの公的医療機関を利用することで、安心して適切な診療を受けることができます。各施設は福岡市内の異なるエリアに配置されており、お住まいの地域から最も近い施設を選んで受診することが可能です。
福岡市立急患診療センター(早良区・西新駅)
福岡市立急患診療センターは、福岡市内で最も充実した診療体制を持つ急患診療施設で、早良区百道浜に位置しています。西新駅から徒歩圏内にあり、公共交通機関でのアクセスも良好です。
この施設の最大の特徴は、内科・小児科だけでなく、外科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科という幅広い診療科を備えていることです。特に小児科は、専門医が常駐しており、乳幼児から中学生まで幅広い年齢層に対応しています。
受診の際は、健康保険証と子ども医療証を必ず持参してください。また、お薬手帳がある場合は、現在服用中の薬の情報を医師に伝えるために持参することをおすすめします。駐車場も完備されているため、車での来院も可能です。
- 24時間体制で小児科医が対応(日祝は朝9時から翌朝まで連続診療)
- レントゲンや血液検査などの基本的な検査設備が充実
- 必要に応じて連携病院への紹介も可能
- 薬局も併設されており、その場で薬の受け取りが可能
福岡市立南急患診療所(南区・大橋駅)
福岡市立南急患診療所は、南区塩原に位置し、大橋駅から徒歩約10分の好立地にある急患診療施設です。主に南区・城南区・中央区南部にお住まいの方々に利用されています。
この診療所は、日曜日と祝日に内科・小児科の診療を行っており、平日や土曜日の夜間は診療を行っていない点に注意が必要です。しかし、休日の日中に受診できるため、かかりつけ医が休診の際の受診先として重要な役割を果たしています。
南急患診療所では、インフルエンザや感染性胃腸炎などの感染症にも対応しており、必要に応じて迅速検査も実施しています。待合室は感染症対策として、発熱患者用と一般患者用に分けられているため、安心して受診できます。
- 駐車場完備(約20台分)
- バリアフリー対応でベビーカーでの来院も可能
- 近隣に調剤薬局あり
- 予防接種の相談も可能
福岡市立東急患診療所(東区・箱崎宮前駅)
福岡市立東急患診療所は、東区箱崎に位置し、東区・博多区東部エリアの休日診療を担う重要な医療施設です。JR箱崎駅や地下鉄箱崎宮前駅からアクセスしやすい立地にあります。
南急患診療所と同様に、日曜日と祝日の診療に特化しており、内科と小児科の診療を行っています。東区は子育て世帯が多いエリアのため、休日の小児科診療ニーズに応える重要な役割を担っています。
東急患診療所では、子どもの急な発熱や嘔吐、下痢などの症状に対して、経験豊富な医師が診察を行います。また、脱水症状が心配な場合は、点滴治療も可能です。
- 待ち時間の目安を電話で確認可能
- キッズスペース完備で子ども連れでも安心
- 感染症対策として換気・消毒を徹底
- 近隣の総合病院との連携体制も充実
これらの福岡市立急患診療施設は、市民の安心・安全を守るセーフティネットとして機能しています。受診の際は、混雑状況を事前に電話で確認し、必要書類を準備してから来院することで、スムーズな診療を受けることができます。
【中央区】夜間20時以降も診療可能な小児科
福岡市中央区は、天神や薬院などの都心部を含むエリアで、働く保護者の方が多く住んでいる地域です。そのため、保育園のお迎え後でも受診できる夜間診療対応の小児科へのニーズが特に高いエリアとなっています。中央区には、20時以降も診療を行っている小児科クリニックがあり、仕事帰りでもお子さんの診察を受けることができます。ここでは、中央区で夜間診療に対応している代表的な小児科クリニックをご紹介します。
薬院天神南さくらクリニック(渡辺通駅)
薬院天神南さくらクリニックは、火曜日と金曜日の平日夜間は20時まで診療を行っている、中央区高砂に位置する小児科クリニックです。地下鉄七隈線の渡辺通駅から徒歩圏内にあり、天神エリアからもアクセスしやすい立地が特徴です。
このクリニックの大きな特徴は、小児科専門医による丁寧な診察と、働く保護者のニーズに応えた診療時間の設定です。特に、保育園で流行しやすい感染症への対応経験が豊富で、迅速検査にも対応しています。
薬院天神南さくらクリニックでは、一般的な小児科診療に加えて、予防接種や乳幼児健診にも対応しています。また、アレルギー疾患の相談も受け付けており、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などの継続的な治療も可能です。
- ネット予約システム導入で待ち時間を短縮
- 院内処方に対応しており、薬局に行く手間が省ける
- キッズスペース完備で、待ち時間も子どもが退屈しない
- 感染症対策として、発熱患者用の別室診察室を設置
クリニックの口コミでは、「仕事帰りでも間に合う診療時間が助かる」「先生が子どもに優しく接してくれる」といった声が多く寄せられています。特に、共働き世帯からの支持が高いクリニックです。
桜坂なかやまこどもクリニック(桜坂駅)
桜坂なかやまこどもクリニックは、中央区の閑静な住宅街である桜坂エリアに位置する小児科専門クリニックです。地下鉄七隈線の桜坂駅から徒歩約5分の場所にあり、近隣には小学校や保育園も多い子育てファミリーが多く住むエリアです。
このクリニックは、小児科専門医による質の高い診療と、温かみのある対応で地域の保護者から信頼を得ています。特に、初めての子育てで不安を抱える保護者への丁寧な説明と、子どもの成長に関する相談にも積極的に応じています。
桜坂なかやまこどもクリニックの特徴として、発達相談や育児相談にも力を入れていることが挙げられます。言葉の遅れや発達の心配など、医療だけでなく子育て全般の相談にも対応しています。
- 駐車場完備(5台分)で車での来院も便利
- バリアフリー設計でベビーカーでの入館もスムーズ
- 予防接種の同時接種にも対応
- マイナンバーカードでの保険証確認が可能
クリニックでは、季節ごとの感染症情報や予防対策について、院内掲示やホームページで積極的に情報発信を行っています。また、インフルエンザワクチンの予約受付時期などもSNSで告知するなど、保護者への情報提供にも力を入れています。
- 乳幼児健診は予約制で、ゆっくりと相談できる体制
- アレルギー検査(血液検査)にも対応
- 隔離室があり、感染症の疑いがある場合も安心
- 近隣の総合病院との連携体制も確立
中央区にお住まいの方で、夜間診療が必要な場合は、これらのクリニックを活用することで、仕事と子育ての両立がしやすくなります。事前に診療時間を確認し、ネット予約システムを活用することで、効率的に受診することができます。
【博多区】土日・祝日も診療している小児科クリニック
博多区は、JR博多駅を中心とした福岡市の玄関口であり、商業施設や住宅地が混在する活気あるエリアです。土日も仕事がある保護者や、平日は受診が難しい共働き世帯にとって、週末診療に対応している小児科の存在は非常に重要です。博多区には、土曜日だけでなく日曜日や祝日も診療を行っている小児科クリニックが複数あり、週末の急な体調不良にも対応できます。ここでは、博多区で休日診療を実施している代表的な小児科クリニックをご紹介します。
博多ひのきクリニック(博多駅)
博多ひのきクリニックは、JR博多駅から徒歩5分という抜群の立地で、土曜・日曜も午前中の診療を行っている貴重なクリニックです。内科・小児科・外科を標榜しており、家族全員が通える総合的な診療を提供しています。
このクリニックの最大の特徴は、週末診療への対応です。土曜日と日曜日の午前9時から13時まで診療を行っており、平日に受診できない方々のニーズに応えています。博多駅直結の好立地のため、電車やバスでのアクセスも非常に便利です。
博多ひのきクリニックでは、小児科診療において予防接種から急性疾患まで幅広く対応しています。特に、インフルエンザや胃腸炎などの感染症の迅速検査も実施しており、その場で診断を確定できる体制が整っています。
- 博多駅から近く、福岡市内各地からアクセスしやすい
- 土日診療により、平日受診が難しい家庭にも対応
- オンライン予約システムで待ち時間を短縮
- 院内はバリアフリー設計でベビーカーでも安心
利用者からは「日曜日でも診てもらえて本当に助かった」「博多駅から近いので、仕事の合間にも通いやすい」といった声が寄せられています。
がんこクリニック ららぽーと福岡(竹下駅)
がんこクリニック ららぽーと福岡は、大型商業施設「ららぽーと福岡」内にある利便性の高い小児科クリニックです。JR竹下駅から徒歩圏内にあり、買い物のついでに受診できる点が大きな魅力となっています。
商業施設内のクリニックという特性を活かし、土日祝日も診療を実施しています。施設の駐車場が利用できるため、車での来院も便利です。また、診察後に必要な買い物もその場で済ませることができます。
がんこクリニックでは、一般的な小児科診療に加えて、アレルギー疾患の治療にも力を入れています。食物アレルギーの相談や、アトピー性皮膚炎の継続的な治療も行っており、専門的なケアが受けられます。
- 商業施設内で買い物と受診が同時にできる
- キッズスペース完備で待ち時間も安心
- マイナンバーカード対応で受付がスムーズ
- 近隣の調剤薬局と連携し、処方箋の受け渡しも効率的
なかやまメディカルクリニック(櫛田神社前駅)
なかやまメディカルクリニックは、博多区の中心部に位置し、地下鉄七隈線櫛田神社前駅から徒歩すぐの場所にある内科・小児科クリニックです。博多の伝統的な街並みの中にありながら、最新の医療設備を備えた現代的なクリニックです。
このクリニックは、地域に根ざした医療を提供することを理念としており、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者に対応しています。特に小児科では、乳幼児健診や予防接種にも積極的に取り組んでいます。
なかやまメディカルクリニックでは、発熱外来も設置しており、感染症が疑われる患者への対応も万全です。また、オンライン診療にも対応しているため、軽症の場合は自宅から診察を受けることも可能です。
- 地下鉄駅直結でアクセス抜群
- 電子カルテ導入で診察履歴の管理が効率的
- 予防接種スケジュールの管理サポートあり
- 英語対応可能なスタッフ在籍で外国人患者にも対応
博多区には、これらの土日診療対応クリニックがあることで、週末の急な体調不良にも対処できる環境が整っています。各クリニックの特徴を理解し、お住まいや勤務先から最もアクセスしやすい医療機関を事前に把握しておくことをおすすめします。
【東区】休日・日曜診療対応の小児科
福岡市東区は、アイランドシティや千早・香椎エリアなど、新しい住宅地が多く、子育て世代が増加している地域です。東区は福岡市内でも特に若い世代の人口が多く、休日診療へのニーズが高いエリアとなっています。平日は仕事で忙しい保護者の方々のために、日曜日や祝日も診療を行っている小児科クリニックがあります。ここでは、東区で休日診療に対応している小児科医療機関をご紹介します。
丸岡内科小児科クリニック(西鉄千早駅)
丸岡内科小児科クリニックは、西鉄千早駅から徒歩圏内にある、地域に密着した内科・小児科クリニックです。千早エリアは、近年マンション開発が進み、子育て世帯が多く居住する地域となっており、小児科診療の需要が高まっています。
このクリニックは、40年以上にわたって地域医療に貢献してきた実績があり、祖父母の代から三世代で通っている家族も多い、信頼性の高い医療機関です。特に小児科では、新生児から中学生まで幅広い年齢層の診療に対応しています。
丸岡内科小児科クリニックの特徴として、経験豊富な医師による的確な診断と、親身な対応が挙げられます。特に、初めての子育てで不安を抱える保護者への丁寧な説明や、子どもの成長・発達に関する相談にも積極的に応じています。
- JR・西鉄の両駅から近く、公共交通機関でのアクセスが便利
- 第2・4日曜日の診療により、月2回は日曜受診が可能
- 予防接種は予約制で、待ち時間なくスムーズに接種
- 駐車場完備(8台分)で車での来院も安心
クリニックでは、インフルエンザや溶連菌、アデノウイルスなどの迅速検査も実施しており、その場で診断を確定できます。また、必要に応じて血液検査やレントゲン検査も可能で、より詳細な診断が行えます。
照葉浅部クリニック(香椎花園前駅)
照葉浅部クリニックは、アイランドシティ照葉地区にある新しい小児科・内科クリニックです。西鉄貝塚線の香椎花園前駅からバスでアクセス可能で、照葉地区の住民にとって貴重な医療機関となっています。
アイランドシティは、福岡市の新しい街づくりプロジェクトとして開発された地域で、若い子育て世帯が多く居住しています。そのため、小児科診療へのニーズが特に高く、休日診療への対応が求められています。
照葉浅部クリニックは、最新の医療設備を備えた清潔感のある施設で、子どもが安心して受診できる環境づくりに力を入れています。待合室には絵本やおもちゃを用意したキッズスペースがあり、診察を待つ間も子どもが退屈しません。
- アイランドシティ内で唯一の日曜診療対応クリニック
- ネット予約システム導入で待ち時間を最小限に
- バリアフリー設計でベビーカーでの来院もスムーズ
- 英語対応可能なスタッフ在籍(国際色豊かな地域のため)
このクリニックでは、一般的な小児科診療に加えて、乳幼児健診や各種予防接種にも対応しています。特に、生後2か月からの予防接種スケジュール管理をサポートしており、接種時期を逃さないよう、きめ細かなフォローを行っています。
- 小児アレルギー疾患(食物アレルギー、喘息)の診療に対応
- 発達相談や育児相談も実施
- 近隣の総合病院(福岡市立こども病院など)との連携体制
- 院内処方可能で、薬局に行く手間を省略
東区にお住まいの方で、休日の小児科受診が必要な場合は、これらのクリニックが頼りになります。特に、アイランドシティや千早・香椎エリアの新興住宅地では、こうした休日診療対応の医療機関の存在が、子育て世帯の安心につながっています。事前に診療日や診療時間を確認し、必要に応じて予約システムを活用することをおすすめします。
【早良区】夜間診療に対応した小児科
福岡市早良区は、西新・藤崎・室見などの都市部から、百道浜のような新興住宅地まで、多様な住環境が広がるエリアです。早良区には福岡市立急患診療センターがあることから、夜間診療体制が特に充実している地域となっています。また、個別のクリニックでも夜間診療に対応している医療機関があり、地域全体で子どもの急な体調不良に対応できる環境が整っています。ここでは、早良区で夜間診療を実施している小児科医療機関をご紹介します。
医療法人皆川クリニック(室見駅)
医療法人皆川クリニックは、地下鉄空港線室見駅から徒歩圏内にある、地域に根ざした内科・小児科クリニックです。室見川沿いの閑静な住宅街に位置し、近隣には小学校や保育園も多く、子育て世帯が多く居住するエリアにあります。
このクリニックは、開院から30年以上の歴史を持ち、地域の「かかりつけ医」として親しまれています。特に小児科診療では、新生児から思春期まで幅広い年齢層に対応し、継続的な健康管理をサポートしています。
皆川クリニックの特徴は、18時30分までの診療時間設定により、保育園のお迎え後でも余裕を持って受診できることです。また、院長は小児科専門医の資格を持ち、専門的な知識と経験に基づいた診療を提供しています。
- 夕方18時30分まで診療で、仕事帰りでも受診可能
- 予防接種は同時接種にも対応し、通院回数を削減
- 乳幼児健診は予約制で、ゆっくり相談できる環境
- 駐車場完備(10台分)で車での来院も便利
クリニックでは、一般的な小児科診療に加えて、アレルギー疾患の診療にも力を入れています。食物アレルギーの負荷試験や、喘息の長期管理など、専門的な治療も受けることができます。
- 発熱外来を設置し、感染症対策も万全
- 電子カルテ導入で、診察履歴の管理が効率的
- 近隣の調剤薬局と連携し、処方箋の事前送信も可能
- マイナンバーカード対応で受付がスムーズ
松田内科クリニック
松田内科クリニックは、早良区の住宅街に位置し、内科・小児科の診療を行っている地域密着型のクリニックです。特に、働く保護者のニーズに応えるため、平日の診療時間を延長して対応しています。
このクリニックは、家族全員が通える「ファミリークリニック」として、赤ちゃんから高齢者まで幅広い年齢層の診療を行っています。小児科では、急性疾患から慢性疾患まで、総合的な診療を提供しています。
松田内科クリニックでは、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症に対する迅速検査を実施しており、早期診断・早期治療を心がけています。また、必要に応じて点滴治療も可能で、脱水症状への対応も行えます。
- オンライン診療にも対応(事前登録必要)
- 各種ワクチンの在庫を常時確保
- 発達相談や不登校相談にも対応
- 福岡市の乳幼児健診指定医療機関
クリニックの口コミでは、「先生が子どもの話をよく聞いてくれる」「説明が分かりやすく、安心して任せられる」といった声が多く寄せられています。特に、初診でも丁寧に診察してもらえると評判です。
早良区には、これらの個別クリニックに加えて、福岡市立急患診療センターもあることから、夜間の小児科診療体制は市内でも特に充実しています。お住まいの地域や症状の緊急度に応じて、適切な医療機関を選択することが大切です。
- 早良区で深夜(22時以降)に診療している小児科はありますか?
深夜帯の診療は、福岡市立急患診療センター(早良区百道浜)が対応しています。平日は19時30分から翌朝6時30分まで、土曜は19時から翌朝7時30分まで、日祝は9時から翌朝7時30分まで連続して診療を行っています。
【南区】夜間・休日診療可能な小児科クリニック
福岡市南区は、大橋・高宮・平尾などの交通の便が良い地域から、住宅地が広がる塩原・大池エリアまで、幅広い住環境を持つ地域です。南区は福岡市内でも人口が多く、特に子育て世帯の割合が高いことから、夜間・休日診療へのニーズが非常に高いエリアとなっています。南区には福岡市立南急患診療所もあり、個別のクリニックと合わせて充実した時間外診療体制が整っています。ここでは、南区で夜間・休日診療に対応している代表的な小児科クリニックをご紹介します。
高宮かくら小児科(西鉄平尾駅)
高宮かくら小児科は、南区高宮に位置し、平日夜間は翌朝まで、土日祝日も含めて24時間体制に近い診療を行っている、福岡市内でも珍しい小児科クリニックです。西鉄平尾駅から徒歩圏内で、公共交通機関でのアクセスも良好です。
このクリニックの最大の特徴は、その充実した夜間診療体制です。平日は19時30分から翌朝6時30分まで、土曜日は17時から翌朝7時30分まで、日曜・祝日は9時から翌朝7時30分まで診療を行っており、深夜の急な発熱や体調不良にも対応できます。
高宮かくら小児科では、一般的な小児科診療に加えて、救急対応も可能な体制を整えています。点滴治療や酸素投与なども実施でき、中等症までの患者に対応可能です。重症の場合は、連携している総合病院への紹介も迅速に行います。
- 24時間体制に近い診療時間で、深夜の急病にも対応
- 経験豊富な小児科医が常駐し、的確な診断が可能
- 薬局も併設されており、深夜でも処方薬を受け取れる
- 駐車場完備で、車での緊急受診も可能
利用者からは「深夜2時に高熱を出した子どもを診てもらえて本当に助かった」「24時間対応なので、いざという時の安心感がある」といった声が寄せられています。特に、共働き世帯や核家族世帯から高い支持を得ています。
とみざわクリニック大池
とみざわクリニック大池は、南区大池エリアにある内科・小児科クリニックで、土曜日の午後診療や日曜診療にも対応している地域密着型の医療機関です。住宅街の中心部に位置し、近隣住民の「かかりつけ医」として親しまれています。
このクリニックは、働く保護者のニーズに応えるため、土曜日の午後も診療を行っている貴重な医療機関です。また、月に2回程度、日曜診療も実施しており、週末の体調不良にも対応できます。
とみざわクリニック大池では、小児科全般の診療に加えて、アレルギー疾患の専門的な治療も行っています。食物アレルギーの経口負荷試験や、アトピー性皮膚炎のスキンケア指導など、きめ細かな対応が特徴です。
- 土曜午後も診療で、平日受診が難しい家庭に便利
- ネット予約システム導入で待ち時間を短縮
- キッズスペース完備で、兄弟での受診も安心
- 各種予防接種の同時接種に対応
クリニックでは、乳幼児健診にも力を入れており、成長・発達のチェックだけでなく、育児相談や栄養指導も実施しています。特に、離乳食の進め方や発達の心配事など、保護者の不安に寄り添った対応を心がけています。
- インフルエンザ等の迅速検査が可能
- マイナンバーカード保険証に対応
- 英語対応可能なスタッフ在籍
- オンライン診療の準備中(2025年内開始予定)
南区では、これらのクリニックに加えて、福岡市立南急患診療所(大橋駅近く)も日曜・祝日の診療を行っています。南急患診療所は9時から17時まで内科・小児科の診療を実施しており、休日の日中の受診先として重要な役割を果たしています。
- 南区で一番遅くまで診療している小児科はどこですか?
高宮かくら小児科が、平日は翌朝6時30分まで、土曜は翌朝7時30分まで、日祝は24時間に近い体制で診療を行っています。深夜の急病の際は、こちらのクリニックが最も長時間対応可能です。
南区にお住まいの方は、これらの夜間・休日診療対応クリニックを把握しておくことで、子どもの急な体調不良にも慌てずに対応できます。事前に各クリニックの診療時間や場所を確認し、緊急時の連絡先として登録しておくことをおすすめします。
【城南区】遅くまで診療している小児科
福岡市城南区は、福岡大学や中村学園大学などの教育機関が集まる文教地区であり、別府・鳥飼・七隈といった閑静な住宅街が広がるエリアです。城南区は学生街としての側面もありながら、ファミリー層も多く居住しており、夕方以降の小児科診療へのニーズが高い地域となっています。保育園のお迎え後でも受診できる、遅い時間まで診療している小児科クリニックをご紹介します。
医療法人内田こどもクリニック(別府駅)
医療法人内田こどもクリニックは、地下鉄七隈線別府駅から徒歩圏内にある小児科専門クリニックで、平日は20時まで診療を行っている貴重な医療機関です。城南区の中心部に位置し、周辺には保育園や幼稚園も多く、地域の子育て世帯から厚い信頼を得ています。
このクリニックの最大の特徴は、働く保護者のニーズに応えた診療時間の設定です。特に月曜日から金曜日までの平日は、一貫して20時まで診療を行っており、仕事帰りでも余裕を持って受診できる体制を整えています。
内田こどもクリニックでは、一般的な小児科診療はもちろん、アレルギー疾患や小児喘息の専門的な治療にも力を入れています。院長は日本小児科学会認定の小児科専門医であり、豊富な経験と最新の医学知識に基づいた診療を提供しています。
- 平日20時まで診療で、フルタイム勤務の保護者も受診可能
- Web予約システムで順番待ちをスマホで確認できる
- 院内は完全バリアフリーでベビーカーでの移動も楽
- 隔離室完備で感染症対策も万全
クリニックの特色として、予防接種のスケジュール管理を積極的にサポートしています。生後2か月からの複雑な予防接種スケジュールを、保護者と一緒に計画し、接種漏れがないようきめ細かくフォローしています。
- 乳幼児健診は予約制で丁寧な診察
- 栄養士による離乳食相談も実施
- 発達相談や不登校相談にも対応
- 英語での診療も可能(要事前相談)
内田こどもクリニックでは、子どもの成長・発達に関する相談にも積極的に応じています。言葉の遅れや落ち着きのなさなど、保護者が気になる点について、専門的な視点からアドバイスを行い、必要に応じて専門機関への紹介も行っています。
- 各種迅速検査(インフルエンザ、溶連菌、RSウイルス等)に対応
- アレルギー検査(血液検査)も実施可能
- 舌下免疫療法(スギ花粉症、ダニアレルギー)にも対応
- マイナンバーカードでの保険証確認が可能
利用者からは「20時まで開いているので、仕事が遅くなっても安心」「先生やスタッフが親切で、子どもも怖がらずに通える」「Web予約で待ち時間が分かるので、車で待機できて便利」といった声が多く寄せられています。
- 城南区で土曜日の午後も診療している小児科はありますか?
内田こどもクリニックは土曜日14時まで診療しています。土曜午後の診療が必要な場合は、隣接する南区の医療機関や福岡市立急患診療センターの利用をご検討ください。
- 内田こどもクリニックの混雑する時間帯はいつですか?
平日の18時から19時頃が最も混雑します。可能であれば、午前中や15時頃の受診がおすすめです。Web予約システムを利用すれば、順番が近づいたらスマホに通知が届くので、待合室での待ち時間を減らせます。
城南区は、他の区と比較すると夜間・休日診療対応のクリニックは少ないものの、内田こどもクリニックのような20時まで診療している医療機関があることで、働く保護者のニーズに応えています。また、緊急時には隣接する早良区の福岡市立急患診療センターや、南区の高宮かくら小児科なども利用可能です。
城南区にお住まいの方は、平日の遅い時間の受診は内田こどもクリニックを、休日や深夜の急病の際は近隣区の急患診療施設を利用するという使い分けをすることで、子どもの健康を守ることができます。事前に各医療機関の場所や診療時間を確認しておくことをおすすめします。
福岡市の小児科を選ぶ際のチェックポイント
福岡市には多くの小児科クリニックがありますが、お子さんに最適な医療機関を選ぶためには、いくつかの重要なポイントを確認する必要があります。診療時間や立地だけでなく、提供されるサービスの内容や設備面での利便性も、継続的に通院する上で大切な要素となります。ここでは、福岡市で小児科を選ぶ際にチェックすべきポイントを、具体的な観点から詳しくご紹介します。これらの情報を参考に、ご家族のライフスタイルやお子さんの状態に合った、最適な小児科クリニックを見つけてください。
駐車場完備・女医在籍などの利便性を確認
小児科選びで最初に確認すべきは、通院のしやすさに直結する基本的な利便性です。特に小さなお子さんを連れての受診では、アクセス方法や院内環境が重要な判断基準となります。
駐車場の有無は、車で通院される方にとって特に重要なポイントです。福岡市内の小児科クリニックでは、都心部では駐車場が限られている場合もありますが、郊外では比較的充実した駐車スペースを確保している医療機関が多くあります。
最寄り駅からの距離、バス停の位置、駐車場の有無と台数を確認します。雨の日や体調が悪い時でも通いやすいルートがあるか検討しましょう。
バリアフリー対応、キッズスペース、授乳室、おむつ替えスペースなど、子連れでの受診に必要な設備が整っているか確認します。
医師の専門分野や経歴、女医の在籍状況、スタッフの対応について、ホームページや口コミサイトで情報を集めましょう。
女医の在籍は、特に思春期のお子さんや、デリケートな相談をしたい保護者にとって重要な要素です。福岡市内では、女性医師が院長を務めるクリニックや、複数の女医が在籍している医療機関も増えています。
- 駐車場完備で雨の日でも濡れずに院内へ入れる
- ベビーカーでそのまま診察室まで入れるバリアフリー設計
- 兄弟姉妹が待てるキッズスペースの充実
- 女医在籍で思春期の相談もしやすい環境
アレルギー・喘息など専門分野への対応
お子さんの持病や体質によっては、専門的な知識と経験を持つ医師による診療が必要となることがあります。福岡市内には、アレルギーや喘息などの専門分野に特化した小児科クリニックも多数あります。
特に近年増加している食物アレルギーやアトピー性皮膚炎については、専門的な検査や治療が可能な医療機関を選ぶことが重要です。血液検査によるアレルギー検査だけでなく、経口負荷試験や舌下免疫療法など、最新の治療法に対応しているクリニックもあります。
- 食物アレルギーの経口負荷試験実施
- 小児喘息の長期管理と吸入指導
- アトピー性皮膚炎のスキンケア指導
- 花粉症・ダニアレルギーの舌下免疫療法
また、発達障害や夜尿症、低身長など、一般的な小児科診療以外の専門領域に対応できるクリニックもあります。これらの専門的な診療が必要な場合は、事前に対応可能かどうかを確認することが大切です。
- 日本アレルギー学会認定専門医の在籍確認
- 最新の検査機器(呼吸機能検査など)の設置状況
- 専門外来(アレルギー外来、喘息外来)の設置
- 管理栄養士による食事指導の実施
予防接種・ワクチンの取り扱い状況
予防接種は子どもの健康を守る上で欠かせない医療サービスであり、各クリニックでの取り扱いワクチンの種類や予約システムの充実度は重要な選択基準となります。
福岡市では、定期接種はもちろん、任意接種のワクチンも積極的に推奨されています。特に、ロタウイルスワクチンやおたふくかぜワクチンなど、任意接種ワクチンの在庫を常時確保しているクリニックを選ぶことで、スムーズな接種スケジュールを組むことができます。
また、予防接種専用の時間帯を設けているクリニックでは、感染症の患者との接触リスクを避けながら、安心して接種を受けることができます。生後2か月から始まる予防接種スケジュールを、保護者と一緒に計画してくれるクリニックは特におすすめです。
- 予防接種の予約はいつからできますか?
多くのクリニックでは、接種予定日の1か月前から予約を受け付けています。人気のクリニックでは早めに予約が埋まることもあるため、2か月前から予約可能な医療機関もあります。
- 複数のワクチンを同時に接種しても大丈夫ですか?
医学的に問題ないことが確認されており、多くのクリニックで同時接種を推奨しています。通院回数を減らせるメリットもあるため、医師と相談の上で接種スケジュールを決めましょう。
福岡市で小児科を選ぶ際は、これらのチェックポイントを総合的に検討し、ご家族のニーズに最も適した医療機関を選択することが大切です。かかりつけ医として長期的な関係を築くことを考慮し、信頼できる小児科クリニックを見つけてください。
福岡市の子育て世帯が知っておくべき医療制度
福岡市では、子育て世帯の経済的負担を軽減し、安心して子どもの医療を受けられるよう、様々な支援制度が整備されています。これらの制度を適切に活用することで、医療費の自己負担を大幅に軽減でき、必要な時に躊躇なく受診することが可能になります。ここでは、福岡市独自の制度や国の制度と連携したサービスなど、子育て世帯が知っておくべき重要な医療制度について詳しく解説します。制度の内容を理解し、申請手続きを適切に行うことで、お子さんの健康を守りながら、家計の負担も抑えることができます。
子ども医療費助成制度の活用方法
福岡市の子ども医療費助成制度は、中学3年生までの子どもの医療費を助成する制度で、2025年1月からは制度内容が拡充され、より使いやすくなっています。この制度により、病院での診察や薬代の自己負担が大幅に軽減されます。
助成対象となるのは、福岡市に住民登録があり、健康保険に加入している0歳から中学3年生(15歳到達後最初の3月31日まで)の子どもです。所得制限はありませんので、すべての対象年齢の子どもが利用できます。
制度を利用するには、「子ども医療証」の交付申請が必要です。出生届や転入届の提出時に、同時に申請することができます。医療証は、健康保険証と一緒に医療機関の窓口に提示することで、助成を受けることができます。
- 通院は1医療機関につき月500円までの自己負担で何度でも受診可能
- 入院時の医療費は完全無料(食事代除く)
- 調剤薬局での薬代も助成対象
- 県外受診分も償還払いで助成を受けられる
なお、県外の医療機関を受診した場合や、医療証を忘れて受診した場合は、一旦全額自己負担となりますが、後日申請することで払い戻しを受けることができます。領収書は必ず保管しておきましょう。
病児・病後児保育サービスとの連携
福岡市では、2024年7月から病児・病後児保育の利用料が無料化され、働く保護者にとって非常に利用しやすい制度となりました。この制度は、病気や病気の回復期にある子どもを、専門の施設で一時的に預かるサービスです。
病児・病後児保育施設は、医療機関に併設されていることが多く、看護師や保育士が常駐して、子どもの体調を見守りながら保育を行います。福岡市内には21か所の病児・病後児保育施設があり、各区にバランスよく配置されています。
利用したい施設で事前登録を行います。複数の施設に登録することも可能です。登録は無料で、年度ごとの更新が必要です。
かかりつけ医を受診し、病児・病後児保育の利用が可能か診断してもらいます。医師連絡票(診断書)を発行してもらいましょう。
電話やWebで予約を行い、当日は医師連絡票と必要な持ち物を持参して利用します。2024年7月から利用料は無料です。
病児・病後児保育を利用できる対象は、生後6か月から小学6年生までの子どもで、病気の急性期や回復期にあり、集団保育が困難な場合です。インフルエンザや胃腸炎などの感染症でも、隔離室がある施設では受け入れ可能な場合があります。
- 2024年7月から利用料完全無料化
- 給食・おやつ代も無料
- 医師連絡票の発行手数料は別途必要(医療機関により異なる)
- Web予約システム導入施設も増加中
マイナンバーカード対応医療機関のメリット
福岡市内の多くの小児科クリニックでは、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「マイナ保険証」に対応しています。この仕組みを活用することで、受診時の手続きがスムーズになるだけでなく、様々なメリットがあります。
マイナ保険証を利用するには、事前にマイナポータルでの登録が必要です。一度登録すれば、カード1枚で保険証の役割を果たし、転職や引っ越しで保険が変わっても、新しい保険証の到着を待たずに受診できます。
- 保険証の持参忘れの心配がない
- 医療費の限度額を超えた場合の手続きが簡素化
- 薬剤情報や特定健診情報を医師と共有できる
- 確定申告の医療費控除が簡単に
特に子どもの場合、保護者のマイナンバーカードと紐づけることで、代理で手続きを行うことも可能です。急な受診時でも、マイナンバーカード1枚あれば対応できるため、非常に便利です。
- 子ども医療証とマイナ保険証は両方必要ですか?
はい、両方必要です。マイナ保険証は健康保険証の代わりになりますが、福岡市の子ども医療費助成を受けるには、子ども医療証の提示が必要です。受診時は両方を持参してください。
- 病児保育の予約が取れない場合はどうすればいいですか?
複数の施設に事前登録しておき、キャンセル待ちをすることをおすすめします。また、ベビーシッターサービスや訪問型病児保育サービスもあるので、併せて検討してみてください。
福岡市の子育て支援制度は年々充実しており、医療面でのサポートも手厚くなっています。これらの制度を上手に活用することで、子どもの健康を守りながら、仕事と育児の両立もしやすくなります。制度の詳細や最新情報は、福岡市の公式サイトや各区役所で確認することができます。
よくある質問(FAQ)
福岡市で小児科を受診する際に、多くの保護者の方が抱く疑問や不安について、わかりやすく回答します。緊急時の対応から日常的な受診まで、実際によく寄せられる質問を厳選してまとめました。これらの情報を事前に把握しておくことで、お子さんの体調不良時にも落ち着いて適切な行動がとれるようになります。
夜間19時以降に子どもが急に発熱したらどこに行けばいい?
- 夜間19時以降に子どもが急に発熱したらどこに行けばいい?
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福岡市では夜間19時以降の小児科受診先として、以下の医療機関があります。
最も確実なのは福岡市立急患診療センター(早良区百道浜)です。平日は19時30分から翌朝6時30分まで、小児科医が常駐しています。
各区の個別クリニックでは、中央区の薬院天神南さくらクリニックが火曜・金曜は20時まで、城南区の内田こどもクリニックが平日20時まで診療しています。
南区にお住まいの方は、高宮かくら小児科が平日19時30分から翌朝6時30分まで診療しているため、深夜でも受診可能です。
受診前に必ず電話で症状を伝え、待ち時間や持参物を確認することをおすすめします。
日曜・祝日に診療している小児科はどこ?
- 日曜・祝日に診療している小児科はどこ?
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福岡市内で日曜・祝日に診療している主な小児科は以下のとおりです。
公的機関では、福岡市立急患診療センター(早良区)が日祝9時から翌朝7時30分まで、福岡市立南急患診療所(南区)と福岡市立東急患診療所(東区)が日祝9時から17時まで診療しています。
個別クリニックでは、博多区の博多ひのきクリニックが土日9時から13時まで、がんこクリニックららぽーと福岡が土日祝10時から13時と15時から18時まで診療しています。
南区の高宮かくら小児科は日祝9時から翌朝7時30分まで連続診療を行っており、夜間も含めて対応可能です。
東区では丸岡内科小児科クリニックが第2・第4日曜の9時から12時まで診療しています。
小児科の初診時に必要な持ち物は?
- 小児科の初診時に必要な持ち物は?
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小児科初診時には以下の持ち物が必要です。
必須の持ち物は、健康保険証、福岡市子ども医療証、母子健康手帳です。これらは受付で必ず提示が求められます。
お薬手帳がある場合は持参してください。現在服用中の薬や過去の処方歴を医師が確認できます。
乳幼児の場合は、おむつ、着替え、ミルクや飲み物、お気に入りのおもちゃがあると安心です。
発熱がある場合は、解熱剤の使用時刻や体温の推移をメモしておくと診察がスムーズです。
マイナンバーカード対応の医療機関では、マイナ保険証として利用できますが、子ども医療証は別途必要です。
オンライン診療に対応している小児科はある?
- オンライン診療に対応している小児科はある?
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福岡市内では複数の小児科クリニックがオンライン診療を導入しています。
オンライン診療は、軽症の風邪症状、アレルギーの継続治療、慢性疾患の定期診察などに適しています。
利用方法は、事前にクリニックのWebサイトやアプリから登録を行い、診察予約を取ります。診察時間になったらスマートフォンやパソコンでビデオ通話を開始します。
処方箋は自宅に郵送されるか、指定の調剤薬局に送信されます。薬の配送サービスを利用できる場合もあります。
ただし、聴診や触診が必要な場合、予防接種、乳幼児健診などは対面診療が必要です。
オンライン診療の可否は各クリニックに直接お問い合わせください。
- 福岡県救急医療情報センター(092-471-0099)は24時間対応で医療機関を案内
- こども医療でんわ相談(#8000)は夜間・休日の相談窓口
- 福岡市の当番医情報は市公式サイトで毎日更新
- 救急車を呼ぶか迷ったら#7119で相談可能
これらの情報を参考に、お子さんの症状や状況に応じて適切な医療機関を選択してください。事前に近隣の小児科情報を整理しておくと、緊急時でも慌てずに対応できます。
まとめ:福岡市で安心して通える小児科を見つけよう
福岡市には、夜間19時以降や土日祝日に診療する小児科が各区に配置されており、お子さんの急な体調不良にも対応できる環境が整っています。福岡市立急患診療センターをはじめとする公的医療機関と、地域のクリニックが連携して、24時間365日の小児医療体制を実現しています。
子ども医療費助成制度や病児保育の無料化など、充実した支援制度も活用しながら、お住まいの地域や生活スタイルに合った「かかりつけ医」を見つけることが、お子さんの健康を守る第一歩となります。
